前回の 『 からだを動かすとあたたかくなる 』 のつづきのようなおはなしです。
前回のおはなしは、今回予定していた内容の前フリだったのですが、
思っていた以上に硬くて真面目なはなしになってしまいました…。
で、今回も予定していた内容とは違う方向に…。
先日、『 からだを動かすとあたたかくなる 』 を実感するためには
どのくらい動けばいいのか? 疑問に思いましたので、自分で試してみることにしました。
(そのほうがいいアドバイスができるかと)
自分であたたかくなったと感じることができれば OK なのでしょうが、
実際 体温に変化があるのかどうか、測ってみることにしました。
まず、動く前の体温を測定。 電子体温計使用。
ピピピピ…。 【 35.0℃ 】 …はい?
再度測定。 【 35.2℃ 】 う~ん。
私の体温、こんなに低いの?? ということで、ひとまず実験中断。
ここ数年、かつては 36.5℃ 付近だった体温が 36℃ を少し割るようになってきましたが、
ここまで低い数値は はじめてです。
20年近く使っている体温計だから?(笑) でも、体温表示は くっきりしてるけど?
そこで、 『 体温の測り方 』 を調べてみることにしました。
みなさまは、正しい測り方をご存知でしょうか?
以下は、ワキでの正しい 『 体温の測り方 』 です。
-注意事項ー
・ 飲食や入浴、運動などをした後および外出後の30分間は避ける
・ 測る前には、ワキの汗をしっかり拭きとっておく
-測定方法-
・ ワキのくぼみの中央に、体温計の先端を下から上へ押し上げるようにあてる
・ 体温計が上半身に対して30度ぐらいの角度になるようにして、ワキをしっかり閉じる
ヒジをワキ腹に密着させ手のひらを上に向ける、もう一方の手で軽くヒジで押さえる
・ 測定中は動かない
・ 使用している体温計に応じた時間、測定する 電子音が鳴るものは鳴るまで
このように正しく測りなおすと、35.8℃ になりました。
これでも低いですけど、まあ こんな感じでしょう…。
昨年末にお越しくださった方とおはなしをしていると、
朝(就業前) 体温を測定したら、34℃台 だったことがあるという方がいらっしゃいました。
その方の職場では、ほかにももうおひとり 34℃台 の方がいらしたとか。
そのときはその低体温さに驚いてしまって、体温計に問題があるのでは?なんて
おはなしをしてしまいましたが、どのように測られたか確認してもよかったのかもしれません。
そののちあれこれと調べていると、
世の中には 34℃台 の体温の方がそこそこいらっしゃるようです。
そうですか…。
はなしは変わりますが、
私が調べたところ 犬の体温は 37.5~39℃、猫の体温は 38~39℃ とのこと。
からだが冷えないよう、そばにいてくれるといいくらいの温度ですね。
そういえば、ちょこちょこ当院にお越しくださっている方が、
「 犬が膝の上に乗ってくれるのはあたたかくてうれしいんだけど、
重くてすぐに足がしびれてくる 」
なんてことをおっしゃっていました。 あら、残念。
『 からだをあたためる 』 に関するおはなし、もうしばらく続けようと思います。

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